ヒゲ脱毛したら逆に濃くなった！？理由や予防法について

▶泥棒ヒゲ

泥棒ヒゲとは、脱毛の施術を受け、毛が抜け落ちるまでの間、口の周りのヒゲが目立って見える状態のことです。しかし、あくまでそう見えるだけであって、実際にヒゲが太くなったり数が増えたりするわけではありません。

⇒泥棒ヒゲの原因

光を肌に照射すると、毛は光の熱で縮れたり炭化したりします。この状態の毛は、通常よりも濃く見えてしまうんです。

また、光の照射でダメージを受けた肌に炎症が起き、毛穴が狭くなったことで、焦げた毛が閉じ込められてしまうことも原因の一つです。

▶硬毛化・増毛化

硬毛化・増毛化とは、脱毛後、実際に毛が太くなったり、毛の本数が増えたりする現象のことです。

脱毛により毛の本数は減る一方、一本一本のヒゲが太く、かつ長くなるのが硬毛化で、太さや長さは変わらないものの、普段生えてこない毛穴から毛が生えるのが、増毛化です。

⇒硬毛化・増毛化の原因

実は、硬毛化・増毛化のメカニズムは解明されていません。可能性として高いのは、光の照射で毛根周囲の細胞が活性化することです。

また、硬毛化や増毛化は、産毛のような細く薄い毛によく起こります。産毛はメラニン色素が少ないため、光の照射による反応が低くなってしまうためです。

▶泥棒ヒゲ

脱毛後の肌は、照射によるダメージを受けてバリア機能が弱くなっており、乾燥や炎症が起こりやすくなっています。

乾燥や炎症は、脱毛した毛が抜け落ちるまでの時間を長引かせてしまいます。化粧水やクリームを使って、肌をしっかり保湿しましょう。

また、肌の腫れを抑えることも大切です。肌の腫れを抑えると、毛穴に詰まった焦げた毛が抜け落ちやすくなるからです。抗炎症成分が配合されたクリームを塗り、炎症を抑えましょう。

▶硬毛化・増毛化

硬毛化・増毛化の場合は、照射回数を重ねて発毛組織を壊すことで防ぐことができます。

クリニックやサロンの中には、硬毛化・増毛化が生じたら無料で追加照射をサービスしてくれるところもあるようです。

ただし、状況によっては施術を一旦中止し、硬毛化あるいは増毛化した毛が通常の毛に生え替わるのを待ったほうがいい場合もあります。サロンやクリニックに相談し、続けるか中止するか、どちらが良いか聞いてみましょう。

実際に泥棒ヒゲや硬毛化・増毛化になると、「逆効果だった」「元に戻らなくなるのか」といった不安を抱えてしまう人もいるようです。

しかし、泥棒ヒゲは時間の経過とともに解消されていきますし、硬毛化・増毛化の場合、起こる確率は低いといわれているので、過度に心配する必要はなさそうです。

もし起こった場合は、すぐにクリニックやサロンに相談してくださいね！