ムダ毛を自己処理するときの注意点

健やかな肌を保つため自己処理の注意点

HAIR REMOVAL IMPORTANT POINT

コスパの良い剃刀や毛抜き、家庭用脱毛器などムダ毛の自己処理は手軽に取り入れやすい一方で、肌が痛めやすかったりお手入れの頻度が多かったりと、プロによる施術と比べて手間暇がかかってしまうことが多くあります。肌トラブルや埋没毛など自己処理によるリスクを少しでも軽減できるように、自己処理でムダ毛を処理する方には処理後に保湿をしっかりすることをお勧めしております。

メンズ脱毛の流行にともない、自分のムダ毛を気にする男性が増えてきました。サロンで脱毛しようにも、「お金がない…」、「時間がない…」という理由から、自分で脱毛している男性もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近では、安価な脱毛器具や男性向けの除毛クリームも一般販売されており、自宅で手軽に脱毛を行えるようになりました。

しかし、自分で脱毛するときは、いくつか注意したいポイントがございます。

カミソリは肌荒れを起こしやすい

最も手軽でコスパが良いアイテムがカミソリです。ドラッグストアをはじめ、コンビニや100均でも売っているカミソリには、「T字型」と「L字型」があり、それぞれに特徴がございます。しかし、カミソリは、ムダ毛と一緒に肌の角質も削り取ってしまうため、炎症や湿疹、色素沈着などがおきる可能性がございます。また、剃っても2～3日後にはポツポツと生えてくるので、頻繁にカミソリを肌に当てることになり、常に肌が荒れた状態になってしまいます。

対策としては、複数刃のカミソリを使用し、処理後はボディークリームなどでしっかり保湿することです。現在日本で最も流通しているのが、5枚刃のカミソリです。刃が多いと刃1枚にかかる圧力が分散するため、肌へのダメージを減らすことができます。

毛抜きは埋没毛の原因に

毛抜きによるムダ毛処理はカミソリよりも時間がかかりますが、毛根から毛を引き抜くので、キレイな状態をキープすることができます。しかし、肌や毛根へのダメージが大きく、毛が皮膚に埋まってしまう「埋没毛」になりやすいので、ご注意ください。
埋没毛になってしまうと、毛は皮膚の表面から成長することができず、本来とは違った場所に留まったまま成長します。これにより黒くブツブツとした見た目になってしまい、悪化すると皮膚の表面から出すために医療的な処置に必要となります。

除毛クリームは肌への負担が大きい

除毛クリームは、ムダ毛を溶かす成分が入ったクリームを塗り、5分ほど放置してから水で洗い流す方法です。毛抜きのような痛みもなく簡単におこなえますが、カミソリ同様、また2～3日もするとポツポツと生えてきます。

更に除毛クリームに入っているムダ毛を溶かす成分は肌にダメージを与えるため、肌が弱い人が頻繁に使用することはあまりおすすめできません。カミソリや毛抜きと比べるとコスパも良くない点もデメリットの一つです。

痛みを感じるブラジリアンワックス

ムダ毛が生えている部分に除毛用のワックスを塗り、一気に剥がす方法です。剥がすときは痛みを感じますが、毛の根元から引き抜くため、1～2週間はキレイな状態をキープすることができます。また、剃ったあとのチクチク感や黒いポツポツも残りません。

しかし、剥がすことで肌や毛穴に負担がかかりますので、痒みや肌荒れをはじめ、色素沈着や埋没毛などが起きる可能性があり、肌が弱い男性にはあまりおすすめできまません。

手軽で安全な家庭用脱毛器

家庭用脱毛器はカミソリや毛抜き、除毛クリームに比べると高価で、更にサロンやクリニックで使う脱毛機器の光に比べると効果も劣るものの、痛みや肌荒れのリスクが低く安全です。

定期的に使用しないとすぐに元の毛量に戻ってしまうため、まめにお手入れすることが苦にならない人にはおすすめです。

自己処理の頻度は少なめにしてしっかり保湿する

ムダ毛を自己処理では、細心の注意を払っても少なからず肌にダメージを与えてしまいます。そのため、なるべく自己処理の回数は少なめにし、肌へのダメージを減らすことを念頭に置いてください。
特に肌が乾燥しやすい冬場にカミソリで頻繁に処理すると、角質層がダメージを受けたり、皮脂が必要以上に奪われたりして、肌荒れが起こりやすくなります。

そのため、処理後はしっかり保湿し、取り過ぎた皮脂の代わりに乳液やワセリンなどを塗って肌の水分をキープしてください。